2018年3月21日水曜日

3・11の後、福島第一原発に近い楢葉町から救出された「番犬、ごん太」が、3月10日に亡くなりました。17歳でした。ごん太を預かってくれた福島市の動物病院の柘植裕子さんから連絡がありました。3年ほど前からガンを発症し、昨年末から寝たきり状態だったといいます。晩年のごん太は、自由に柘植さんの自宅を歩きまわり、猫とともに飼われていました。柘植さんは「救出された当時は吠える、うなるがありどうしようかと思いましたが、だんだん気持ちが通じるようになり、本当に頭のいい子だと分かりました。ごん太の面倒を見ることは楽しいことでした。救出されたころのごん太はおびえていたのです。それはそれはいい犬で、猫たちとも仲が良く、猫たちはいつもごん太を囲むように寝ていました」と話しています。元の飼い主さんの事情もあってついに楢葉町には戻れませんでしたが、柘植さんに育てられて本当に幸せだったと思います。救出当時、このサイトを通じて、いろいろとご支援をいただいた皆さんありがとうございました。
ごん太の発見、救出者、大網 直子さんによる追悼動画があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿